介護される未来を、“じぶんごと”としてデザインする場所
親の介護や地域の介護を見て、「大変そうだな」と思ったことがある方も多いかもしれません。
けれど、ほんの少しだけ視点を変えてみてください。
「もし、自分が介護を受けることになったら?」と。
高齢化が進むいま、誰もが“介護される側”になる可能性をもっています。
なのに、制度や支援は「介護する側」中心。
「される側」の準備や学びの場は、ほとんど整っていません。
“じぶんごと”とは、自分の問題として捉えること。
他人事にせず、「わたしだったらどうしたい?」「どんなふうに支えられたい?」と、
自分自身に問いかけることからすべてが始まります。
私たちは、これからの人生を主体的に選び、
“自分らしく介護を受ける”ための準備をサポートしています。
●「介護される側」の学びの場
介護や認知症に関する基礎知識、利用できる制度、選べる支援のかたち──
いざという時に備えて、自分らしい暮らしの選択肢を知る機会を提供します。
● 体験と対話のワークショップ
「自分が認知症になったら?」をテーマに、支援をどう受けたいか、誰に何を伝えておきたいかを、対話やシミュレーションで掘り下げます。
● 「これからの私」設計プログラム
元気なうちに「望む暮らし方」や「支援の受け方」を言葉にし、
家族や支援者と共有できるようにサポート。意思を可視化することで、安心できる未来へつなげます。
介護は、「してあげる人」だけのものではありません。
「される人」にも、声があり、希望があり、尊厳があります。
介護に備えるということは、
誰かに迷惑をかけないためではなく、
最後まで“自分の人生”として生きる力を持つこと。
私たちは、「介護される側」の視点から、
老いや認知症をじぶんごととして受けとめ、
未来の選択肢をともに考える場をつくっています。